about

 

 

sssftyghyghk.jpg

安心できる使いやすさ、愛着のもてるデザイン、変化してゆく素材

 素材を吟味し、使い勝手を研究して構造を工夫し、新鮮でなおかつ飽きのこないデザイン になるよう日々努力しています。
 その中でも特に重要視しているのは使いやすさでしょうか。単に機能性という言葉では片付けられないような繊細でおおらかな使い勝手をいつも考えています。ポケットが多ければ整理がしやすいわけではないし、ぴったりのサイズだったら使い勝手がいいというわけでもないような気がします。ベルトの調整ができるから、それがすぐに使いやすさに直結するわけでもないのです。おおらかに使えて、でも締まるところはしっかり締まっている、自分なりの緩くて安心な使い方を提供できたらと思います。
 時にはデザインの愛らしさを優先することもあります。ここにフラップいらないんだけど、どうしても可愛い。。。そんな時にはそれを優先する場合もあります。たとえそうでも、「飽きの来ないようシンプルに」は私の中では唱えてはいけない言葉なのです。。。バッグや財布は道具だから、使い勝手の面やデザインの完成度がとかくそれを邪魔しがちですが、「個性的な自分なりの世界感のあるデザイン」を追求したいです。
 素材に関しては、タフで繊細な風合いをもつ経年変化の良いものを吟味しています。製作活動を始めて以来様々なものを試し変遷してきました。これには終わりがありません。いつかオリジナルの生地でバッグや財布を作れたら素晴らしいです。

 

 

 

素材 
現在メインで使用している素材を紹介します。どれも素晴らしいものです。

 

sssDSC_0039.jpg

VACCHETTA 800

イタリア・Conceria 800(コンツェリア オットチェント)社
フルベジタブルタンニンで鞣された牛革の肩の部分。ピット層で鞣されているので、しなやかな中にこしや張りと何とも言えない風格があります。ドラムで鞣された革とはまったく違います。手触りも抜群。色味も艶も刻刻と変化してゆきます。現在財布のメインで使用中。

 

 

sssDSC_0040.jpg
ELBAMATT

イタリア・Tenpesti社
牛革の中でもっとも繊維の詰まった部位であるベンズの中央部分のみを使用したシングルバット。じっくりと時間をかけ通常の1.5~2倍量加えられたオイルのバケッタ仕上げが特徴の革です。最初はマットですが使い込むとびっくりするほど艶がましてゆきます。100%染色仕上げでなんとも深い色です。

 

sssDSC_0041.jpg
タンニン染め帆布

倉敷にて旧式の力織機で高密度に織り込まれた帆布を植物の渋で染めさらにタンブラーで長時間洗いこんでいます。タンニンの酸化により色味がゆっくりと変わり使い込むほどに味わい深い経年変化を遂げてゆきます。

 fio-pepeで取り扱っている皮革は天然鞣しで表面加工をあまりしていないものです。これらの革には血筋やバラ傷、しわやしみ、そして色むらなど様々な自然の刻印が生じます。染色の色もその時により、差が生じます。これらのことは天然鞣しの皮革のもつ味わいと捉えていただけると嬉しいです。

 

 略歴

Instagram-image

 

厄年に2度、大怪我をし前職を辞めました。しばらく歩行困難だったため趣味だったヘンプ編みからの流れでアクセサリー製作と革細工に没頭。すぐに、生活のため販売を始めました。2010年のことです。その後工業ミシン縫製を習得し、素材として帆布を取り入れました。傍から見るとおそらくとても順調に製作活動が推移しています。ひとえにクラフトイベント等で購入していただいたお客様のおかげで、いつも本当に感謝しています。現在のところ全て独学です。40歳を過ぎて突然降って湧いたように始まったものづくりに、いまだに戸惑いながらも可能性だけは増殖し続けているのを感じます。ある意味夢中で製作しています。「ある意味」がとけた時が楽しみです。。。好きな画家を3人あげるとすれば、マティスとセザンヌとフランクステラさんです。